★Alice in Wonderland★

このページでは、ルイス・キャロル(1832-1898)の作った Alice in Wonderland にまつわる(私の)活動・プロジェクトをまとめております。

キャロルことチャールズ・ラトウィッジ・ドッドソンがアリス・リデルに初めてこのお話を語ったのは1862年7月4日ですが、2012年はその150周年、そして3年後の2015年は『不思議の国のアリス』刊行から150年のメモリアルイヤーに当たります。それを記念して色々と活動してきたことを、ここに集約しております。よろしくお願い申し上げます。



『アリスの地底めぐり』

原題:Alice's Adventures Under Ground

読む → 青空文庫:図書カード


aozorablog草稿連載終了 → 確認する


1862年7月4日に出かけた川へのピクニックで、キャロルがアリスに語り聞かせ、そのあとせがまれて1冊の本としてクリスマスプレゼントになったはじまりの「アリス」。それから150年経った2012年7月4日より訳し始め、年末に訳了。



『アリスはふしぎの国で』

原題:Alice in Wonderland

読む → 青空文庫:図書カード


アーサー・ラッカム挿絵版 → 青空文庫:図書カード


aozorablog連載『地底から不思議へ:ルイス・キャロルの加筆をたどる』終了 → 確認する


キャロルが手稿から作品に作り上げていった過程を、同じように翻訳でも時間をかけて追いかけました。

そして Alice in Wonderland 150周年の2015年、キャロルがアリスにお話を語った7月4日「アリスの日」に青空文庫にてついに公開。



『するりと鏡を――ぬけてみて、アリスに見えたもの』

原題:Through the Looking-Glass, and What Alice Found There


2015年秋より翻訳開始、そして2021年いよいよ翻訳の年限に……!



『不思議の国のアリス ミュージカル版』

原題:Alice in Wonderland: Dream-Play

読む → 青空文庫:図書カード


 『不思議の国のアリス』は、著者本人がかかわる形で生前にミュージカル化されました。その初演時のテクストの翻訳。

 また拙訳を元とした四街道少年少女合唱団による「第16回子どもミュージカル ふしぎの国のアリス」が、2012年3月18日に公演されました(なお私も楽譜の入手などで協力)。初演から126年を経た再演に関わって頂けた皆様およびご来場頂いた皆様、どうもありがとうございました。(当時の記事は→東京新聞3月14日付千葉版「英国初演「アリス」舞台化 四街道少年少女合唱団」)



『えほんのアリス』

原題:Nursery "Alice"

読む → 青空文庫:図書カード


 『不思議の国のアリス』を、著者・画家当人らが幼年向け絵本として書き直したもの。その第2版決定版を元にした翻訳。元々の『アリス』では、本文があってあとから挿絵が描かれたのですが、この絵本は、その本文を元に描かれた挿絵がすでにある状態から再度語り直される、という面白い構造。

またこの作品の訳文は、パブー第2回絵本コンテスト挿絵部門の課題テキストとしても使われました。



『ふしぎの国のアリス』(1903年サイレント映画)

原題:Alice in Wonderland

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 幾度となく映像化される『不思議の国のアリス』で最古の映画作品。作品内容も相俟って、『月世界旅行』よりもさらに凝ったトリック撮影が行われていますが、いかんせんフィルムの状態が悪いのが残念です。元動画は無音だったので、BGMを新たに付け加えました。

製作・監督・脚本・撮影:セシル・ヘップワース/原作:ルイス・キャロル/助監督:パーシィ・ストウ
[登場人物(キャスト)]/アリス(メイ・クラーク)/カエル(セシル・ヘップワース)/トランプ(ジェフリー&スタンリー・フェイスフル)/白ウサギ&女王(ヘップワース夫人)/魚&帽子屋(ノーマン・ウィッテン)