著作権保護期間延長問題について

かつて話題になっていた著作権法保護期間延長問題についてのページ。長年にわたって、いろいろの文章や、さまざまな活動の紹介を行っていました(パブリックドメインをめぐる社会については、今も考え続けています)。

とはいえ結局本も出せず、保護期間は延長され、すべての機を逸しました。跡地です。


青空文庫のことについて

2013年以降、青空文庫について書いた文章は、青空文庫の「直面した課題」ページにまとめてあります。
 そのほか、主な活動は以下の通りです。

  • (寄稿)「本を“社会共有財産”にする意義とは?――「青空文庫」の10年と著作権保護期間延長論への危惧」『新文化』2008年6月19日号
  • (講演)「青空文庫と文化財共有の意義」第15回東京国際ブックフェア、ボイジャーブース、2008.7
  • (講演)「青空文庫とデジタルアーカイヴの文化」第94回全国図書館大会兵庫大会、2008.9
  • (パネルディスカッション)「青空文庫の夢:著作権と文化の未来」富田倫生追悼記念シンポジウム、2013.9
  • (講演)「青空文庫と図書館――富田倫生の足跡を振り返りつつ」富田倫生さん追悼記念シンポジウム:青空文庫と図書館をつなぐ、2013.11
  • (講演)「底本を電子化する──青空文庫の共同翻刻について」シンポジウム・東洋学におけるテクスト資料の構造化とWebの可能性、2013.12
  • (講演)「青空文庫の“これまで”と“これから”」プロジェクト・TEN e-Book研究会、2014.2
  • (シンポジウム)「翻デジ2014:クラウドソーシングによる近デジ資料のデジタル翻刻」京都大学人文科学研究所共同研究班、2014.2
  • (寄稿)「クラウドソーシングを先取りした青空文庫の軌跡―ボランティアによる電子ライブラリ活動―」『情報処理』55巻5号、2014.5
  • (イベント)「「Code for 青空文庫」アイデアソン #1」本の未来基金、2015.6
  • (インタビュー)「青空文庫の提言~明治・大正期の作品はPDに~」『マンガ論争14』永山薫事務所、2015.12
  • (シンポジウム)「特別企画シンポジウム 著作権消滅。―社会資本としてのパブリックドメイン―」アーカイブサミット2016――アーカイブ資本論:アーカイブによる価値創造とビジネス創生、2016.6
  • (寄稿)「青空文庫から.txtファイルの未来へ:パブリックドメインと電子テキストの20年」『情報管理』59巻12号、2017.3
  • (インタビュー)「図書館と青空文庫の秘密な関係」『トップランナーの図書館活用術――才能を引き出した情報空間』勉誠出版、2017.8
  • (イベント)「青空文庫20周年記念シンポジウム「青空文庫の今とこれから」」、2017.10
  • (イベント)「青空文庫 × StudyCode × ssmjp」#ssmjp、2018.2
  • (報告)「日本語デジタルテキストの「正書法」を探求した青空文庫:日本語(による/のための)マークアップの誕生とルールの発展・活用、テキストの品質管理」デジタルアーカイブ学会第2回研究大会、2018.3
  • (パネルディスカッション)ジャパンサーチ(仮称)・フェーズゼロ~分野横断統合ポータル構築に向けて、2018.5
  • (講演)「スマホから文学へ:ゲーム・マンガを通じて全集を読む若い世代」第27回 京都図書館大会「図書館の可能性について~多様化する図書館~」、2018.8
  • (パネルディスカッション)"Implementing TEI to Japanese Modern Texts (Aozora Chuki: A Japanese Markup Language for Digitalized Texts in Aozora Bunko)" / The 18th Annual TEI Conference: “TEI as a Global Language”、2018.9
  • (報告)「青空文庫のデータについて」じんもんこん2018/国立歴史民俗博物館・総合資料学の創成事業共催セッション、歴史研究と人文学研究のためのデータを学ぶ、2018.12
  • (報告)シンポジウム 著作権延長後の世界で我われは何をすべきか、2019.1
  • (寄稿)「パブリックドメイン・レジスタンスと文化共有の未来」『月刊パテント』2019年8月号、日本弁理士会、2019.8
  • (報告)「よみがえる文学忌?――青空文庫における作品公開スケジュールと「文豪」共同体への関わり方」図書館総合展2019 フォーラム in 大阪、2019.9


『青空の本棚から(青空文庫の20年)』


雑誌等にさまざま寄稿した(あるいは載らなかった)文章を追記してまとめたもの。試作版で終わり、配布されることも出版されることもありませんでした。



『Think CxC』

 
大学生~大学院生時代の同人誌。著作権や創作環境についていろいろと書いてありました。元は以下にあるような雑文をまとめたもの。



昔に書いた文章あれこれ

基本は大学生~大学院生時代に書いたものですが、残しておきます。

文化審議会著作権分科会「過去の著作物等の保護と利用に関する小委員会中間整理」に関する意見 → 見る

著作権分科会がパブリックコメントを募集しているので、リンク先の文章を送付しました。これには、新文化に書いたことと図書館大会で話したことのエッセンスがコンパクトにまとめてあります。

「青空文庫とデジタルアーカイヴの文化」 → 見る

第94回全国図書館大会兵庫大会の著作権分科会で話をしました。そのときのレジュメとパワーポイント資料を見ることができます。

第15回東京国際ブックフェア

の一般公開日、ボイジャーさんのブースで著作権問題と青空文庫と新規ビジネスの可能性についてしゃべりしました。レポートはこちら

出版業界紙「新文化」2008年6月19日号

に著作権問題について寄稿しました。ヘッドラインはこちら

ぼくらがみんなでニコニコするために ~はじめてのクリエイティブコモンズ~ → 見る

この文章は、12月下旬に起こったニコニコ動画における初音ミクに端を発したクリエイタの著作権問題に触発されて一晩で一気呵成に書かれた、クリエイティブコモンズの入門的な文章です。極力、わかりやすい形で説明しております。あらためて思ったんですが、クリエイティブコモンズにある説明も、動画も、正直わかりにくいです。確かに、あれでは普及しづらいかも。

著作権保護期間の延長問題を考えるフォーラム 公開トークイベントvol.3 「コミケ、2ちゃんねる、はてなセリフと作家と著作権」の雑感 → 見る

この文章は、6月に行われた「著作権保護期間の延長問題を考えるフォーラム」の第三回公開トークイベントがあんまり公開されなかった点に関して考えてみたものです。あと公開されなかった白田秀彰先生の演説についても。

著作権保護期間の延長問題を考えるフォーラム 公開トークイベントvol.2 「『知の創造と共有』からみた著作権保護期間延長問題」の雑感 → 見る

この文章は、4月に行われた「著作権保護期間の延長問題を考えるフォーラム」の第二回公開トークイベントに対して、連載形式にして簡単な感想と考察を加えたものです。ちょっと話を広げようとしすぎたので、そのへん差し引きながら読んでください。全四回。

著作権保護期間の延長問題を考えるフォーラム 公開トークイベントvol.1 「なぜ、いま期間延長なのか――作品が広まるしくみを問う」の雑感 → 見る

この文章は、3月に行われた「著作権保護期間の延長問題を考えるフォーラム」の第一回公開トークイベントに対して、連載形式にして簡単な感想と考察を加えたものです。全三回。

「青空文庫と翻訳と」 → 見る

この文章は、著作権保護期間延長問題に対する私の基本的な考えが書いてあります。

「著作権保護期間の延長問題を考える国民会議」第一回シンポジウムに関する雑感 → 見る

この文章は、12月に行われた「著作権保護期間の延長問題を考える国民会議」(現:著作権保護期間の延長問題を考えるフォーラム)の第一回シンポジウムに対して、aozora blog で連載形式にして簡単な感想と考察を加えたものです。全五回。

『あのときの王子くん』訳者あとがき → 見る

翻訳の訳者あとがきに、「翻訳の自由」について述べた部分があります。

毎日新聞「著作権:保護期間、「50年から70年に」 調和探る延長論議」 → 見る

この文章は、私が毎日新聞に取材を受けたときの記事(2006/11/20)です。青空文庫に関連して、簡潔にご紹介いただきました。ありがとうございます。

「明日が〆切! 「著作権法改正要望事項」に対する意見募集」 → 見る

この文章は、2004年に行われた文化庁による「 「著作権法改正要望事項」に対する意見募集」に対して提出したものの転記です。

東京国際ブックフェア2004レポート「青空文庫――可能性の再生産」 → 見る

この文章は、2004年に開催された東京ブックフェア2004に対するレポートの一部です。「著作権フリー=無料」ではなく、「著作権フリー=本の自由」であるということを書いています。

プロジェクト・グーテンベルク:電子テクストの始まり → 見る

この文章は、プロジェクト・グーテンベルクについての〈小説〉のようなものです。詳細の記述について、いくつか事実誤認がありますが、そのままにしておきます。

この門を入るものは一切の商品性を捨てよ → 見る

この文章は、電子図書館について書かれています。簡単な書評です。

『緑茶の頃合-T-Timeといっしょに』 → 見る

この作品は、メールマガジン「ポシブル堂書店ニュース」に連載(2002/11/22-2003/8/22)された、T-Timeというソフトの小説風レビューです。電子本なるものについて、簡単な考察を展開しています。《ポシブル堂書店》発表。